
競輪選手はS級、A級などの成績による階級に分けられていて、日々厳しい練習に耐えながら上の階級を目指しています。
今回の記事ではそんな競輪選手の階級の仕組みと、どうやったら上の階級に上がれるかを説明したいと思います!
これらの疑問がある人は是非読んで欲しいです↓
- 「競輪選手の階級の仕組みが分らない」
- 「競輪選手はどうしたら階級があがるのか」
これを理解する事で競輪の予想を的中率にも大きく影響してきますよ!
目次
競輪選手の階級ごとの違い
競輪選手のトップS級について
一流の競輪選手として認められているのがS級に所属している選手たちです。
ですから競輪選手のほとんどが、S級に昇格することを目指して、毎日厳しい練習を行っています。
そしてS級の選手はさらに細分化され1班、2班、3班に分れており、それぞれ特徴があります。
トップオブトップ、S級S班
S級S班に所属できる選手はたったの9人しかいません。

S級S班の選手を見分けるポイントは、赤ベースのレーサーパンツを履いています。


実力は僅差、S級1班

S級1班はS級S班への昇格を狙う、実力者たちが集まる階級です。
現在200名が所属しており、レースに参加している選手がいれば優勝候補と考えて良いでしょう。
実力もS級S班とさほど変わりません。
S級1班は黒ベースに赤ラインが入ったレーサーパンツを履いています。
ラインの中には星マークがついています。
S級2班
S級に上がれずに引退選手も多い中、S級に残留し続けることは名誉なことでもあります。
一般競争のほかにもG3記念競争にも参加することもできます。
成績次第によっては、G1レースやG2レースなどの有名大会にも参加できるようになります。
S級2班には、400名ほどの競輪選手が所属しています。
S級2班は黒ベースに赤ラインが入ったレーザーパンツを履いています。S級1班と同じ為パンツで見分けはつきません。
A級選手
A級クラスは競輪選手として下積みを積む階級がA級です。
S級に昇格できずやめていく選手も多い中、厳しい練習に耐えた選手S級に上がることができます。
A級1班

A級の最高クラスであるA級1班。
こちらの階級ではS級に挑戦するルーキー選手からベテラン選手まで、500名ほど競輪選手が所属します。
A級選手の見分け方は、黒ベースに緑のラインと星マークが入っています。
A級2班
ここから、本格的な上位争いが始まります。
才能ある選手は、A級2班でも目立った動きをすることが多いです。
A級2班には、新人選手など500名ほど所属しています。
A級1班とレーサーパンツの違いがないので、見分けづらいかもしれません。
A級3班
デビューしたばかりの選手は例になく、この階級からスタートします。
3班の選手はチャレンジ戦と呼ばれる7車立てのレースで戦うのが特徴です。
所属選手は450名ほどです。
3班のみの黒ベースに緑のラインが入っているので、簡単にみわけることができます。
ガールズケイリンの場合

ガールズケイリンに所属する全女子選手は、これまでA級2班に所属していましたが、現在はL級1班として統一されています。
男子ケイリン選手とは違い、自転車やユニフォームの素材デザインなどガールズ競輪独自のルールがあり現在は桜のモチーフのユニフォームが使われています。
階級の昇格方法
競輪選手の階級変更には定期昇給と特別昇給の2つがあります。
1年の間に昇給できるチャンスが少ないので、1戦1戦勝利にこだわってレースをしています。
ここからは競輪選手の昇格方法を紹介します。
定期昇給
定期昇給は年二回(1月と2月)に行われ、1月から6月までを前期、7月から12月までを後期と定め、この期間の成績を階級ごとに評価します。
評価基準は、平均競争得点から失格点を引いた点数を評価点としており、評価点によってS級の下位200人とA級の200人が入れ替わります。
またA級2班と3班の間でも同じ方法で150名ほど入れ替わります。
特別昇給
競輪では、3場所連続で完全優勝するか、半年ごとに行われるレインボーカップのファイナルステージで争う上位9名が特別昇給します。
競輪選手の賞金は?
競輪選手の賞金は、最高額1億円のレースがあります。
このレースは「KEIRINグランプリ」と言われる大会で、S級から選ばれた9人による1発レースとなっており、世界で最も高い優勝賞金としてギネスブックにも載っています。
そのほかのレースでも、1着30万円、最下位でも十数万円ほどもらうことができます。
余談ですが日本のプロスポーツ界で初めて1億円を稼いだのは競輪選手でレジェンド中野浩一選手です
■まとめ
今回は、競輪選手の階級と昇格方法を紹介しました。
競輪選手は2つの階級に分かれており、ほとんどの競輪選手がS級を目指して、日々厳しい練習を行っています。
階級も定期昇格と特別昇格の2つがあり、なかなか上がれるチャンスが少ないです。
レースを見るときは、是非選手の階級も注目しながら見てください。